1.18〜1.31

1月18日(木曜)

○19時前、ベッドで だらだらインスタを見ていたとき、1通のメールが届いた。それは、人生で初めての【原稿依頼】だった。雑誌 「現代短歌」の、歌人乾遥香さん責任編集のアンソロジー。それに、載れる!? とりあえず2月4日までに、自選短歌・10首を寄稿することになった。総合誌デビュー、しかも乾遥香さんに選ばれて・・・・・・これ、夢!?

 

この春で花粉がわかるようになりわたしの可能性止まらない

乾遥香『10月生まれ』より)

 

1月19日(金曜)

○ドラッグストアで、シャンプーとかトリートメントを買った。それと1000円くらいする冷凍餃子「マンドゥ」(1kg)を買ってみた。

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○歩きながら聴いたのは、松岡茉優伊藤沙莉の『お互いさまっす』。サッカーと、進撃の巨人の話題が出たので、その2つを好きな妹に今度教えよう、と思っていた帰り道、ちょうど父から 月末の引越し準備の件で 電話がかかってくる。おかげで妹と少し話せた。

○お風呂上がりに、相対性理論の『バーモント・キス』の歌詞を調べて、読んだ。

 

わたしもうやめた 破壊工作やめた 

妙な予感 振り払うのでせいいっぱい

 

 

1月20日(土曜)

YouTubeの、あなたへのおすすめに、霜降りの粗品が中学生と遊ぶ動画が流れてきた。見たら、〈ゴールなしバスケ〉とかをやってて笑った。自分も昔、地元の公園で、電波塔を守る金網の、高いところについてた「きけん」の看板にボールを当てたらゴールってこと みたいなバスケをしていたことを思い出した。

○昼過ぎ、高松ビートルズで、「ブランコ」さんの漫才を観た。

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開演前、外海書房の中川さんに、原稿依頼のことを話した。寄稿する短歌の候補(20首)を見てもらった。公募枠で僕を選んでくれた乾さん、一体どんなところを評価してくれたのかわからなくて、「どんな感じで 自選するべきなんでしょうか」と相談した。中川さんを困らせてしまった。そのあとに寄ったレコ屋で、ドビュッシーのCDを買った。

 

1月22日(月曜)

○午前1時、眠れなくてYouTubeで〈現代短歌〉と検索する。見たことあるやつ、見る気しないやつ、関係ないやつ、スクロールしていくと、まだ見たことなくて見てみようと思えるのがあった。「【つくたん】つくば現代短歌会」という動画。小野茂樹の、

 

あの夏の数かぎりなきそしてまたたった一つの表情をせよ

 

が紹介されていて、「おー!」となる。

○昼過ぎ、友達の運転で、ブックオフ屋島店に行った。本・DVD・ゲームソフトを、64点売った。売り上げは5000円ちょっと。

○おじいちゃんからLINE。

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おばあちゃんが詠んだ川柳らしい。俺の短歌に対抗してるのか(?)

 

1月23日(火曜)

○3限の帰り道、さらさら雪が降った。沖縄出身の友達と一緒に帰っていたタイミングだったので、ラッキーだった。期待通りに、「すごい雪!」と喜んでいる様子を見ることができた。

○夜、同じ学科の男子6人で、飲み会をした。串カツ屋だったけど、何よりもチャンジャが美味しかった。


1月24日(水曜)

歴史学のレポートを仕上げた。


1月26日(金曜)

○乾さんから、メールが届いた。アドバイスあり、褒めあり、激励ありの長文で、評価ポイントもすごくわかりやすく挙げてくださっていて、動画じゃないのに、スクショが止まらなかった。気分が良くなって、引越しの準備(本や雑貨の段ボール詰め)が、すごく捗った。

○「アメトーーク!」の〈イカ芸人〉を見た。鳥取市はマヨネーズ消費量が全国1位、と聞いて、これもまたスクショしてしまった。そろそろカメラロールを整理しないと。でもその前に引越しの準備・・・・・・

 


1月27日(金曜)

○お昼過ぎに両親が松江からわざわざ車で来てくれて、引越し作業がぐんぐん進んだ。

○夕方に寿司を食べて、「マツコの知らない世界」で紹介された〈皇帝〉でソフトクリーム。両親はチーズケーキ。夜は三人で、高松のコンフォートホテルに宿泊。

 

1月28日(土曜)

○朝のバイキング、ホテル イチ押しのオリーブごはんをゲットしたのに、その前に食べたガーリックチキンソテーみたいなやつのパンチが凄過ぎて、よくわからなくなった。

○両親と栗林公園を散歩。四年も香川県に住んだのに、初めて訪ねた。

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○夜、古本屋「solow」で朗読会。読み手に病欠が出てしまったらしく、急遽 朗読をさせてもらえることになった。といっても、朗読なんてほとんど経験がなかったので、好きな短歌をスケッチブックに大きく書いて、ページをめくりながらぽつぽつ紹介した。

 


1月29日(日曜)

○昨日も会った中川さんに、朝から本の買取に来てもらった。そのあと、ラーメン屋と、「サニールートコーヒー」に連れて行ってもらった。下宿に送ってもらって、車を降りるギリギリまで、これでしばらく会えなくなるという感じが、全くなくて、それくらい最後まで本の話が弾んでいて、あれは良い別れ方だった。

○夜、〈花の帯化〉について少し調べた。

 

1月30日(月曜)

○日本語史のテスト。(これを無事に終えたら、もう俺は、来年からテストを配る教師の側にいくわけで、しばらく紙のテストをこんなふうにじっと時間までカツカツ解くことはないのだ!)と思いながら、終えた。


1月31日(火曜)

○羊文学「ワンダー」の、

 

平行線、僕らの毎日に光線 時々恋をして、行こうぜ

 

の箇所が、気持ち良すぎてずっと聴いてしまう、そんな1日。この日は、ずっと羊文学を聴いていて、歌詞を全曲読んで、「ハロー、ムーン」とか『宇宙兄弟』にピッタリじゃない?って思ったりした。

○友だちが、「ロマネスコ」という奇妙な野菜(?)をくれた。食べるのが怖いので、しばらくオブジェとして飾ることにした。部屋も引越し前でガラガラだから、ちょうどいい。

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1.14〜1.16

1月14日(日曜)

地元の一畑百貨店が閉店。シャッターが下ろされる映像をTwitterで見て、おばあちゃんにLINE。帰省中の1月4日、妹が乗った高速バスを見送ったあと、 おばあちゃんに連れられて入ったのが 最後だった。そのとき、おばあちゃんは6階の販売フロアで、数万円の絨毯を即決購入した。「これが最後の買い物だから」と言っていた。

○送ったLINEに、スタンプだけ返ってきた。と思ったら 電話かかってくる。今日 また一畑に行って"最後に"こんにゃくと豆腐を買ったそうだ。今まで使ってきた絨毯を、春から 俺が譲り受ける約束もした。

○高3の時から使っていたユニクロの 紺色のネックウォーマーを高松で失くしていたことに気がついた。

 

1月15日(月曜)

○下宿の最寄りのスーパーも14日限りで 閉店した。そのスーパーの商品だったルウでカレーを作る。

○『ザ!世界仰天ニュース 命をかけた赤木ファイル"文書改ざん”の謎』をTVerで視聴。画面に釘付けになる。食欲がなくなり散歩に出るも、風が強くてすぐに引き返す。

○お風呂から上がった 20時頃、『宇宙兄弟』のアニメを見始める。

 

1月16日(火曜)

○4時30分 起床。WOWOW NBA にて、ペリカンズ VS マーベリックスを観る。1Q途中で お米を研いで高速炊飯ボタンを押しておく。カレーを解凍して、3Q終了と同時に食べ終わる。ティム・ハーダウェイ・ジュニアが大活躍!40得点。今季から、かつて大スターだった父(ティム・ハーダウェイ)と同じ10番を付けてプレーしているらしい。

○試合が終わって、7時10分。今日の講義は2限だけ。あと3時間の余裕がある。角田光代の『対岸の彼女』、最近 おばあちゃんに貰った500円分の図書カードを使って買った 重松清の『青い鳥』。どちらの続きを読むか、迷う。

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○YOMSとルヌガンガで買った本も、一昨日から机の上に置いてある。『胎動短歌 collective4』、短歌同人誌『羽根と根 6号』、牛隆佑 歌集『鳥の跡、洞の音』。すべて白い装丁で、カレーを食べた後に触るのは気が引けた。そこで『ヤング・ゼネレーション』を観ることにする。

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○ルーツレコードでせっかくDVDを買ったのに、プレステが以前から壊れているので、仕方なくDisney +で再生。デイブがキャサリンに「自分はイタリアから来た交換留学生」と 嘘をついてしまうところまで を観て、眠くなる。ライムスター宇多丸が『ヤング・ゼネレーション』の良さについて語る動画を聴きながら、少し眠る。

○10時30分。待ち合わせしていた同級生のUと合流して、大学に向かって歩く。「あと半月で終わるんだ」「あっという間だったね」と話しながら、今日も登校中にたくさんの自転車に追い抜かされた。そのほか、課題の話をしながら教室に着く。

○講義を ぼんやり聴きながら、『胎動短歌 collective4』を読む。数多くの歌人が参加するこの誌上で、トップバッターを務めていたのは伊波真人だった。

 

卒業の迫る大学のキャンパスは夏の終わりの浜辺のようで

 

これが、自分にはタイムリーに響いた。適宜、板書をとりながら 黙々とページを捲り続ける。他には、千葉聡の短歌が印象に残った。もう過ぎ去ったはずの中学時代に、一瞬だけ引き戻された。

 

うしなった友を呼び、呼び続ける君 体育館前の頼りない階段

 

教育実習に行ったおかげで、あの頃の記憶の解像度は 以前より明瞭になっているのだろう。また4月から、中学校を職場にするのだと思うと、不思議な気持ちになる。

○スーパーで 洗剤や飲み物を買って、12時50分 帰宅。朝のカレーのおかげで 昼ごはん食べずに済む。

○『宇宙兄弟』の続き。益田ミリ『俺の宇宙はまだまだ遠い』で気になったから観ようと思った。

○ムッタがヒューストンに着いた場面から。ヒビトがおもてなし料理でカレーを出しており、「おー!俺も食べた!」と さすがに声には出なかったけど、けっこう嬉しかった。

○気がつくと21時。ぶっ通しで 〈最終選考終了〉までを見届けてしまった。お風呂に入って、少し短歌を作ってから寝ようと思う。

好きな装丁ランキング50

☆対象・・・・・・俺の部屋にある本

第50位

『妖怪ガイドブック スタンプラリー台帳』

お母さんに名前を書いてもらったので思い入れがある。あえて ひらがなにしてもらったのは、童心を取り戻すため。

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第49位

さくらももこちびまる子ちゃん 13巻』

あまりにも背が高すぎる友蔵。しかし、まる子にとってはこのくらい大きな存在なのだ、ということなのかもしれない。

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第48位

三島由紀夫仮面の告白』 

言われないとわからないが、メロンソーダのデザイン。新潮文庫の期間限定。

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第47位

野坂昭如火垂るの墓

高畑勲監督のアニメ版『火垂るの墓』のワンシーンを切り取った表紙。ちなみにこの敬礼は、北村西望の『将軍の孫』をオマージュしているのではないか、という話である。人づてに聞いたのでよくわからない。

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第46位

小泉八雲集』

これ宍道湖に浮かぶ〈嫁ヶ島〉なんじゃないか?と推測している。

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第45位

根本敬『因果鉄道の旅』

タイトルから秀逸。

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第44位

手塚治虫ばるぼら』 

俺が勝手に、〈手塚治虫の赤盤・青盤〉と呼んでいる漫画。

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第43位

町田康『テースト・オブ・苦虫4』

なんかローリング・ストーンズのロゴみたい!と思って買った。これが町田康との出会い。

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第42位

奥田英明『イン・ザ・プール

これってもしかして、ニルヴァーナの『Nevermind』のパロディー?と、面白がって買った。

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第41位

南伸坊『笑う写真』

この表紙を見てまず頭に「?」が浮かぶ。写真にも「?」があり、白シャツの男性も「?」と思っていそうである。

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第40位

都築響一『TOKYO STYLE』 

自分を良く見せようという気が全くない、むき出しの部屋の写真。そこにビビットカラーのピンクで、タイトル 『TOKYO STYLE』ドンッ!カッコいい。

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第39位

芥川龍之介『トロッコ・一塊の土』

これを買った頃、ちょうど みうらじゅん町田康に影響されて 寺社仏閣に興味が湧いていた頃で、「これ持ち歩いたり教室で読んでたらかっこいいんじゃないか」と思ってた。

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第38位

町田康夫婦茶碗

これは単行本でも持っているんだけど、文庫のほうがいい。なぜかというと、『夫婦茶碗』の文字の周りをよく見てほしい。金色の細い線で茶碗の形が描かれている。これは文庫本だけのデザインなのだ!

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第37位

筒井康隆『最後の伝令』

実は漫画も描いていた筒井康隆。実に彼らしい、顔のパーツを大胆に省いた絵柄。

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第36位

赤川次郎『充ち足りた悪漢たち』

完全に大人を舐め腐っている子供たち。弄ばれる親や教師たち。そんな話がたくさん入っている。

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第35位

俵万智『チョコレート革命』

可愛い!

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第34位

マーク・トウェインアーサー王宮廷のヤンキー』 

黄色と水色の相性が良いことがこの装丁でよくわかった。背景を黄色にしたのが功績だと思う。すごく目を引く。

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第33位

穂村弘『ラインマーカーズ』

ほんとうにピンク、イエロー、水色、黄緑のマーカーで塗られているみたいなデザインで面白い。

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第32位

安岡章太郎『僕の昭和史』

初版本や、そのデザインの復刻モノは高くて買えないけど、これはたまたまブックオフで見つかった。ミントグリーンに映える金色コウモリ。

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第31位

手塚治虫『アイエル』

「IL」のフォントがカッコいい!

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第30位

坂口恭平『しみ』

パッと見てわかるセンスの良さ!断片的な視界やアイテムをコマ割りで表現するデザイン。

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第29位

穂村弘『もうおうちへかえりましょう』

カプセルホテルに居る穂村弘。メガネとジャージがPUNPEEみたい。でもPUNPEEはこんなにピタッとしたジーンズ履かない。

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第28位

小泉八雲『怪談』

これは『怪談』の初版本デザインのノート。おそらく椿モチーフなのかな?

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第27位

赤川次郎『死者の学園祭』

お母さんが愛読していて、譲ってもらった赤川次郎。中でもこの表紙は印象的だった。校舎を背後に滑空する女子生徒。

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第26位

森見登美彦太陽の塔

左上の太陽の塔が町を見下ろす構図。〈太陽〉の文字の後ろから後光が差しているのも芸術点が高い。

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第25位

平出奔『了解』

漫画『スペシャル』にハマっていたとき、作者の平方イコルスン先生が、装丁イラストを担当すると聞いて、大喜びで買った歌集。内容も面白い。

民家からカレーのにおいがただよってそれを食べることは難しい 

庭でバーベキューしてる家族がいたから見たら長男らしきひとと目が合う

食堂の蛍光灯の点滅をみんなで預言のように見つめた

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第24位

西加奈子「おまじない」

自分で 段ボールにクレヨンで描いた絵を、単行本の表紙に使う西加奈子先生。たくさん作品あるけど、俺はこれが一番好き。

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第23位

泉麻人『B級ニュース図鑑』

記事の切り抜きが浮いているみたいに見える。

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第22位

井上雄彦スラムダンク12巻』

背の順に並ぶ湘北高校スタメン5人。

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第21位

VANDA監修『オール・ザット・モッズ!』

モッズのイメージを代表する各アイテムが カッコよくデザインされている表紙。色使いも絶妙。

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第20位

筒井康隆『くたばれPTA』

タイトルもそうだけど、ストレートすぎて面白い。

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第19位

佐内正史『a girl like you 君になりたい。』

このタイトルと、渋谷直角氏の書く妄想的な文章は本当に気色悪いが、佐内氏の写真は素晴らしい!

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第18位

町田康「テースト・オブ・苦虫1〜4」

ひとりずつ増えていく。5巻からは単行本でしか持ってないので、これ以降の展開を知らない・・・・・・

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第17位

大槻ケンヂグミ・チョコレート・パイン パイン編

江口寿史のデザイン。中学生のときにジャケ買いした思い出。

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第16位

水木しげる墓場鬼太郎6巻』

美人の日記が気になっている鬼太郎とねずみ男

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第15位

『レコジャケジャンキー! デラックス・エディション』

ビートルズのメンバーそれぞれが、しっかりビートルズの名作を手に持っている。

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第14位

井上雄彦スラムダンク15巻』

眼光鋭い桜木花道。文句なしのカッコよさ。

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第13位

坂口安吾『白痴』

文字デザインも、この虚ろな目つきもたまらない!

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第12位

筒井康隆家族八景

人間の形のピースが、女性の背後でパズルのように組み合わさっていく。

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第11位

『湖畔の愛』 町田康

切り絵のようなデザイン。ホテルのフロント、ボートなど 小説中の重要な要素もしっかり拾っている。

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第10位

押見修造惡の華13巻』

最終巻の表紙。パステルタッチで儚げに描かれた仲村さん。1巻から6巻までくらいの装丁と、7巻以降の装丁は雰囲気・印象がまったく違う。

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第9位

星野源『蘇る変態』

ニセ明の後ろ姿。ニセ明のことを知らない人は、YouTubeで「ニセ明 - 君は薔薇より美しい」を検索してください。

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第8位

YUKI『Girly★Swing』

 JUDY AND MARYのボーカル、YUKIちゃんのエッセイ。ブックオフで買ったら表紙が汚れていたので、剥がして手持ちのステッカーを貼った。

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第7位

井上雄彦スラムダンク17巻』

大好きなアヤコさんが表紙を飾った巻。Tシャツが、ユニクロスラムダンクがコラボしたときに販売されそうな感じのデザインで ◎。

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第6位

町田康『テースト・オブ・苦虫5』

「おそれずにたちむかえ」のメッセージが胸に響く! 『レザボア・ドッグス』かのようにスーツの男たちが群れている。

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第5位

藤本タツキチェンソーマン』の裏表紙

チェンソーマンのコミックスは、とにかく裏表紙がカッコいい!特に12巻のアサちゃん(左)と、6巻のレゼ(右)がオススメです。早くフミコが表紙の巻が欲しい・・・・・・

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第4位

森見登美彦四畳半神話大系

〈私〉と〈明石さん〉や〈小津〉のイラストが目を引くが、実はしっかりと四畳半=小宇宙であることが表現されている。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのジャケットデザインで有名な中村佑介氏のイラストである。

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第3位

吉田修一『平成猿蟹合戦図』

ファッションジャンルのひとつであるロカビリーの用語で言うと、〈クロピン〉的な襟付きシャツを着た男がずっこけている。ズボンのステッチも細かく描かれているのも可愛い。

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第2位

中島らも『こらっ』

「こらっ」の文字が目を引く。おそらくこの男性は「こらっ」と言われている側である。それで「ぼくですか?」みたいな感じで、自分の顔を指さしているのである。

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第1位

井上雄彦スラムダンク7巻』

俺は桜木軍団が大好き。特に水戸洋平が大好き。和光中で花道と一緒に暴れていた4人は、花道が突然バスケ部に入っても、止めない。「あいつ最近、付き合い悪くね?」なんて言わずに、むしろ応援に駆けつける。さらにバスケ部で喧嘩騒動が起きたときにはターザンロープで参戦する・・・・・・最高!

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ルームツアー

文字と写真だけのルームツアー

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まずこの部屋の主役、テレビ!

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これはおじいちゃんが譲ってくれたもの。かなり映り込みが少ない。もらったときから画面に白い傷が付いていて、映画を観ていると たまにカモメみたいに見えることがある。

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ちなみに このテレビが乗っている机は、お母さんの花嫁道具だった机。小さいときから実家にあって、俺と妹の落書きがあちこちに残っている。

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テレビの裏には、本棚に入り切らなかった本が積んである。その他PS4のコントローラー、上向きにして間接照明代わりに使っているデスクライト。

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普段テレビは、ソファーに座って見ている。それ以外の時間は 座布団を敷いて、本を読んだり勉強する。

ソファーには松尾ミユキのクッションと、瓶の形になったトム。

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愛用しているニトリの コタツにもなるローテーブル。でも色々 置きすぎて、毛布を挟めないのでコタツとして使うのは諦めている。

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テーブルの上に、どんなものを置いているかというと、

たとえば一軍の本だけ置いている本立てがある。これは中1の時に技術の授業で作ったもの!

遠野遥『破局』と又吉直樹『劇場』は、人に貸しつつ自分の手元にも置いて置けるように 2冊用意してある。大好きな水木しげるさくらももこ の漫画もある。

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その上に立っているのが、この部屋のマスコット、リンゴ・スターのフィギュア。俺の数珠を首にかけている。

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ダイソーの虫眼鏡。これがないと 雑誌は読めない。

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雑誌や、レコードを収納している木箱。(『映画秘宝』や『BRUTUS』、『POPEYE』、文芸雑誌など)

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上に乗っているのは、カセットテープ立て。既製品(DJ SPINNA MIX、Nat king coleちあきなおみ)の他に、自分で録音したり、インデックスカードをコラージュでアレンジしたカセットテープが並んでいる。一番聴くのはNat king cole。『Autumn Leaves』が特に好き!

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この部屋で一番目立つ存在の 昭和っぽい照明。(メルカリで〈昭和家電〉って調べて出会った。最近少し首が折れた・・・・・・少し歪んでるのも味かな)

白っぽい照明が苦手だから、天井に元から付いている電灯は使わない。

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スズランの形のライトは、ZOZOTOWNで買ったもの。本体を叩くことで調光できる。

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分厚めの雑誌や、スケジュール帳、読んでいる途中の本を平積みするカゴ。

(左に写っているのは、ムンク『叫び』の一輪挿し)。本当ならスズランとか飾りたいところだけど、虫が苦手で怖いから、その代わりに よく使う鉛筆を突き刺している。

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良い青色の可動式ペン立てと、良いオレンジのペンケース。文房具は昔から大好きで、中学時代はもちろん〈SMASH〉持ってたし、高校ではノーマディックの二階建てペンケース使ってたし、当時2700円くらいしたLAMYの万年筆も持ってた。(ろくに板書も取らなかったのに!)

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左から、島根県立美術館で買った鉛筆削り、鬼太郎のはしおき、たしか金刀比羅宮のお守り、ねずみ男100万回生きたねこ

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さらに この部屋には、不遇な存在として有名な、ワルイージも居る。

俺は マリオカートするときは絶対ワルイージ選ぶし、好きなコースも〈ワルイージピンボール〉!

紫とオレンジの組み合わせがオシャレだし、華奢なのもカッコいいし、O脚なところが俺と一緒!

2ヶ月くらい前、指のあかぎれがひどくなって、皮膚科で綿の手袋をしばらくつけるように言われて、薬局で買った日 つらかったけど、でも帰ったらワルイージも白い手袋してることに気がついて、勇気づけられた。

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行きつけの古着屋、〈栗金商店〉で買った カメレオンのぬいぐるみ。かつて名前をつけていたはずだけど思い出せない・・・・・・

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岡山で買ったお気に入りの 小さい目覚まし時計は、縦に積んだ文庫本の上に据えている。

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縦につまれた本のうちの一冊は、小学生のころに夢中で読んでた『マチルダは小さな大天才』だったり、

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圧倒的な分厚さを誇る『ブラスト公論』だったり!
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松江の市役所が新しくなって、そのイベントのマルシェで 300円で買ったミニ箪笥。貴重品をしまっている。

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貴重品とは、友達がくれたバスケW杯のピンバッジと、お気に入りの火山ピンバッジのこと。来年から教員として、スーツ着る機会が増えるから、絶対に活躍するはず!

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無印のトラベル用品バッグ。文庫本を持ち歩くために買ったけど、今は中に、貰った手紙や、紙ジャケのCDを仕舞って、大事に部屋に置いている。

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最近引っ張り出してきた、お父さんのお古の、ポータブルDVDプレイヤー。

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などなど。

こんなものがずっしり乗った、重たいローテーブルの横に、まず最初の本棚がある!

本棚というより、カラーボックスだけど、ここには、写真集や画集、その他に辞典や、分厚い単行本を収納してる。

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絶妙なデザインのラジカセは、ひいおじいちゃんのもの。去年の夏に、おばあちゃんが快く譲ってくれた。Panasonicが社名を変える前の、つまりNational時代の製品で、当時は町でも最先端の買い物だったらしい!

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この本棚の、左側にある小さい赤い椅子。これも実家から運んできた。上に乗っているのはニトリのゴミ箱。

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その横にあるのも、本棚。この部屋はとにかく、本が多い!部屋のあちこちに本がある。

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上から順番に見ていこう!

CDプレイヤーも、たしかおじいちゃんおばあちゃんに譲ってもらったもの。宇宙飛行士のマグネットと、

たまたま文化祭期間に実習した盲学校で記念に買った手作りのラメシール洗濯バサミと、

アジカンのステッカーをくっ付けてる!

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親友・伊鹿倉が雑賀のE.A.D.で発見した〈レジ女〉。その横は、おじいちゃんがくれた腕時計。

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おじいちゃんが譲ってくれたコピー機(ステッカーは俺が貼った)と、友達が東京のHYSTでわざわざ買って 発送してくれたシルバーの カセットテープケース。これが意外とCDの面出しに便利!(その上にも雑誌を平積み)

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ようやく本棚のラインナップを紹介!一段目は短歌の本ばっかり。

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よく見ると、フィルムカメラと、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の愛くるしいガキンチョ三人組が!

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二段目には、卒論のテーマ(原民喜)に関する本など。鬼太郎(水木しげるロードのブロンズ像レプリカ)と、ジュエリー・ボニーが並ぶ、不思議なコーナー。

ちなみにジュエリー・ボニーのフィギュアは友だちが誕生日プレゼントでくれたもの。

「ブルックが好きなのに!」と軽く文句を言ったら、

「お前はよく食べるのに痩せてる、ボニーも大食いなのに痩せてる」と言ってくれて、納得したし、そういうことちゃんと考えてプレゼントしてくれたことが 嬉しかったのを覚えている。

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ブルックも居る。

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アメトークのDVD(読書芸人や、ここにいるよ!ネギ芸人など名作を収録)と、文庫の町田康

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文庫の太宰治もびっしり。

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三段目には、懐かしい30センチ竹定規や、文庫の筒井康隆中島らも

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ところでこの部屋のポイントは、本棚が多いこと以外に、もう一つある! 

それは壁に、小さい穴をあけまくっていること!

マネスキンのTシャツも、押しピンでこんなに堂々と飾ってる。

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宍道湖の夕陽の手ぬぐいも画鋲で貼るし、チェンソーマンのウォールクロック(色々貼りすぎて時計なのに針が見えない)も飾っている。

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これは俺が高校2年生のときに iPhone6s plus で撮った、かなり良い感じの写真。夕陽を受けているNTTドコモタワー。

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その他ポストカードや、雑誌の切り抜き、フライヤーもどんどん壁に貼る。

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リュックも壁にぶら下げる。

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ちなみに上のリュックは旅行や帰省用で。

通学リュックは〈JANSPORT〉。瀬戸内国際芸術祭2022のバッジを付けてる!

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ミント色のワゴン。

一段目にはCDや文庫本が詰めてあって、

二段目には漫画や詩集。

三段目には畳んだジーンズを収納してる。

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レンタル落ちのCD。ボブ・ディランとかヴァン・モリソンが50円とかで売られているのを、引き取ってきた。

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こんなふうにワゴンを文庫本でぎゅうぎゅうにするのが、ずっと夢だった!!

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そしてまた別の、本の置き場所。

これはマガジンラック。サイドテーブルとしても使えるのが売りの商品らしいけど、ここにも文庫本の平積み。

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他にも、サックスブルーのローテーブルに、大判の本を平積みしてる。 

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ここにある本は定期的に読み返すものばかりで、

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こんなふうにキャンピングチェアを広げて、ここで読書する。

そして、テレビ裏のスペースに置いてある、レコード収納。ほとんど本棚になってる。

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面出しをしてるのは、人生で一番聴いてるアルバム、2大巨頭。カナダのインディーズ・バンドPeach Pitの『From2to3』と、敬愛するPUNPEE氏の『MODERN TIMES』。各アルバムからイチオシの曲を挙げるなら、『Vickie』、『Lovely Man』。

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江口寿史のイラスト集や、大好きなゲーム『ルイージマンション』、『PSG現る』のMVきっかけに知った絵本、『すてきな三にんぐみ』。
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他にも、棚の上には、伊鹿倉がくれたお香立てを置いてたり、

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一番好きなアイドル桜田淳子が祀ってあったり、大好きなセイディー・シンクの写真を飾ったり、

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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」ジャックのフィギュアがあったり、

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アジカンのCDとリストバンドがあったり!

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マネスキンのサインもあるし、

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ポスターもしっかり展示!

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モンスターズ・インク』の貯金箱も!JUDY AND MARY『POP LIFE』のディスクと同じドーナツ形の歌詞カードも貼ってる。
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そして、『うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ』のサントラレコード。
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お母さんがプレゼントしてくれたクリームソーダの手ぬぐいも飾ってる。
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そしてまた本棚。これは大きい!8段!

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1段目には『スラムダンク』や『うる星やつら』がびっしり!2段目には、ブックオフでコツコツ買い集めた映画のDVDがびっしり!でも まだまだ足りない・・・・・・  

自慢は、レンタル落ちでゲットした『サブマリン』のDVD!
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二段目は、手塚治虫藤子不二雄・つげよし春の漫画などなど!
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青の本棚の横には、大好きなクリスポールのユニフォーム。

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そしてベッドがある方向。

お気に入りの服はハンガーラックに掛けている。手前は人をダメにするソファ、その上にはシャンブルの動物の下半身クッション。雛形あきこのポスターも良い感じ。

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捨てられないから飾っている デザインが可愛すぎる紙袋。
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バスケのミニリング。ダンクもできる。

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そしてレコードプレイヤーのあるスペース。最後の本棚がある。高松のペナントがカッコいい。スパイダーマンのフードタオルをかけてあるイームズ チェアのパチモン(水色の椅子)。
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どんどん缶バッジの数が増えているベスト。あと6個くらい付けたい。
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浜田美術館で買って、なんとか完成させた『ゴッホの部屋』ペーパークラフト
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チェンソーマン』と『惡の華』。(昼間撮影)f:id:kmetpd:20231119022047j:image

電影少女』も大好き!
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ビーデルのフィギュアの、足元にある小皿に注目!今まで集めてきた中でもお気に入りの天然石や、河原で拾ったひし形の石、外国の硬貨など。
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最後に、スリーコインズで買ったスリッパ。軽くてオススメです。

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一個一個、ちゃんとどこで買ったか、誰にもらったか把握できていることがわかって よかった。それぞれの物のルーツを確認する良い機会だった。安心した。ブログに書いたことで、いつでも読み返せば思い出せる!

これから島根に戻るから このアパートから少しずつ、荷物を実家に送らないといけない。配置も完璧で、超気に入ってた部屋の解体が始まる。大好きだった!この部屋。

さようなら!

 

【おまけ】

 

おばあちゃんから貰った、般若心経手ぬぐい。
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そしてさらに、成人祝いでおばあちゃんにプレゼントしてもらった〈般若心経くん〉。みのミュージックというYouTubeチャンネルでも紹介されていたもの。ボタンを押すと、般若心経が流れる。実はこのマフラーも数珠も、付属品ではなく、おばあちゃんの手作り!
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玄関。おばあちゃんがくれた鯉の手ぬぐい。左の〈柚木沙弥郎展〉の鯉のぼりと、しっかり対応している!
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ダイニング兼キッチンの 電灯の紐に括り付けている、出雲大社金刀比羅宮のお守り。たまに殴ると良い音がしてスカッとする。

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最後に。

この部屋で唯一、持て余しているグッズ。『ひろみの部屋』というレコードの付録だった。ほんとうに使い所がわからない。郷ひろみなのに、カッコよくない。これは部屋には飾れない・・・・・・
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友だちとはなるべく二人きりで遊びたい

 

互いしか知らぬジョークで笑い合うふたりに部屋を貸して下さい (野口あや子)

 

この短歌を読むたびに、郷ひろみの『よろしく哀愁』という曲を連想する。

 

「  いちいち君が泣くと 他人(ひと)が見ているじゃない ふたりのアパートがあればいいのに お互いのやさしさをもっと出し合えるのさ 」(作詞:安井かずみ

 

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島根県松江市で生まれ育った僕は、中高生のあいだ、とにかく遊ぶ場所に困っていた。工夫もなく駅で集合して、とりあえずイオンに行き、結局カラオケに行く。古着屋や美術館に行くことを楽しい(それにカッコいい)と感じるようになるまでは、そういう過ごし方しかできなかった。

結局行き着くカラオケ。人の目に晒されない閉鎖的な空間で、お互いの好きな曲を歌い合える。実家に友だちを誘ってゲームをして過ごすこともなかった僕にとって、カラオケは地元で唯一、誰かと本当に二人きりになれる場所だった。

 

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そもそも二人という単位に、強いこだわりがあった。

親友と呼び合った人はこれまで何人かいたけど、僕はその人たちと過ごしている時間の中でも、二人きりだった(と思えた)瞬間をよく覚えている。

 

自転車の二人乗りを初めてしたとき。

塾の帰りに寄った公園のベンチで好きな人を教えてもらったとき。

2棟に用事があるからついてきてと言われたとき。

マックで勉強会しようと思ったら、同じことを考えてる同級生がたくさんいて、予定を変えて城山公園のベンチでワークをやったとき。

白潟公園で、良い形の石なんてなかったけど無理やり、3回跳ねたらナイススコアみたいな水切りをして遊んだとき。

夜、街灯もない川沿いで、おでんを食べたとき。

 

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コロナ禍に大学に進学して、アパートを借りて一人で住むようになると、友だちと外へ出かける機会がぐんぐん減っていき、代わりに友だちを部屋に誘うことが多くなった。

好きな本、雑誌、漫画、DVD、CD、レコード、服、グッズ、パンフレット、缶バッジ。これまで松江のブックオフや高松の商店街にひとりで出かけて買い集めてきた、好きな物で埋め尽くした空間。あらゆるものが会話のきっかけ・記憶のトリガーになって、とても楽しい時間を過ごせる。

 

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ハローハロー きみの愛するシェルターで寝ている僕のかたちの天使 (青松輝)

 

 

先日、歌人グループ「第三滑走路」のネットプリントを読んだ。青松輝(ベテランち)の歌集『4』についての文章がメインだったが、青松輝のインタビューにこんなことが書いてあった。

 

 

ー自分たちだけの空間、というのは。

 

たとえば〈短歌定型〉、あるいはSNSの〈タイムライン〉、現実世界の〈歴史〉のような、われわれを平板にする〈一個のもの〉に抗うためのシェルター、のようなものです。外の世界に対して、自分のいる部屋。学校に対して、自分が入り浸っている部室。そういったものをイメージすればわかりやすいでしょうか。〈密室〉と言い換えてもいいです。

 

ーたしかにあなたの短歌からは、プライベートな空間や関係性への執着がうかがえます。

 

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栞紐はながい読書のためだけのあなたは僕だけの世界君主

 

きみが生まれた街の話をしてほしい お願い 光の私淑のために


幼いころの習いごとの話をしてるあなたが僕の一部なら ハル 

 

カラオケのフリータイムで眠くなって、眠くなったら、眠ってもいい?

 

結衣ちゃんのつくった結界から出ると夏で 歌っているのは悪魔 (青松輝)

 

 

 

【ふたり】は、人間関係の最小単位。僕は友だちと二人きりでいるのが好きだ。聞き手と語り手がくるくると入れ替わる。共通点を見つけて喜び、相手のおかしいところを見つけると、それも嬉しくて「おかしいよ」と笑う。

 

もしかすると、その二人が「超わかる!」と共鳴し合っていることは、世間一般から見ると少しおかしいことだったりするかもしれない。それでも、その二人にとって、二人だけで盛り上がっているその時間だけは、世界はすべて二人だけのもので、世界は二人の好きなように捉えられるし、他は、周りはまったく関係ない。

 

 

正しいね正しいねってそれぞれの地図を広げて見ているふたり (兵庫ユカ)

 

まぶしさを持て余しながら鳥の名を間違えながらふたり眺める (遠藤由季)

 

 

 

「この人と一緒にいる」そう決めることは、これから先、他にあり得たあらゆる可能性を切り捨てることになる。

「それでもいい」と思う、強い覚悟を持って、人と人は、お互いを選び、二人きりになっていく。結局だめになって、ばらばらになることがほとんどだけど、その一緒にいた時間は、なかなか忘れられない。でも忘れなくていいと思う。

 

いっせいに暮れるパラレルワールドにきみを決断ごと愛してる (山中千瀬)

 

 

 

今回の記事を書くきっかけになったのは、以下に並べる雪舟えまの短歌だった。

 

 

寄り弁をやさしく直す箸 きみは何でもできるのにここにいる

 

フライ追うように走って しあわせだ、しあわせだって退路を断って

 

くつろいで。信頼して。この最小の関係にみな詰まっているの (雪舟えま)

 

 

歌の主体は、「きみ」を愛するあまりに、「きみ」はここで私と二人きりでいるべきではなく、いずれここを離れていってしまうのだろうという、やるせない予感(不安)を抱えている。2首目の「フライ追う・・・」はストレートなわがままだが、3首目の「くつろいで・・・」は何とも切実な【説得】の歌だ。

 

 

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これまで僕と二人きりで過ごしてくれた、すべての人に感謝したい。そしてその瞬間的な思い出を、僕も短歌にしたり、文章にしたり、大切にしながら少しずつ昇華して、いずれ来る自分の晩年に、全てを思い出しながら泣いていたい。

 

思い出をつくっておこう 寝たきりの老後に夢をみられるように (枡野浩一

 

以上。